いまの声優たちに愛ある喝!矢島正明 声優として約60年のキャリアを誇る矢島正明さん。『スター・トレック』シリーズのジェームズ・T・カーク船長役や、テレビ番組「クイズタイムショック」のナレーションなどで知られ、インテリ感のあるソフトな語り口でおなじみだ。そんな矢島さんに声の仕事について聞くと、過去の苦労を明かしつつ、現代の声優界に愛ある苦言を呈していた。(取材・文:岩崎郁子) ■声優は声だけやっているだけじゃなかった!? 矢島さんの声優業は、ラジオドラマなどから始まり、テレビの吹き替えが生放送だった時代も経験している。当時、吹き替えの翻訳は粗く、セリフが映像よりも長かったため、台本を声優自身が自分のセリフの持ち時間にはまるように変えていたという。「それぞれが勝手にやるから、重要な言葉をカットしていたりして。オンエアしたら、いったい何の話だったんだ? ということがよくあった(笑)」と述懐。また
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