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新型コロナウイルスについては、すでに海外からも科学論文が出され始めているが、その本当の恐ろしさをいまだに理解していない人たちがいる。新型コロナが怖い理由の1つは、肺炎の重症化のスピードが非常に速いことだ。 新型コロナの肺炎が悪化すると、浮腫が起きて肺胞膜が厚くなり酸素交換能力が急速に落ちてしまう。そのため呼吸をしても血中酸素濃度が上がらず、酸素吸入でもダメな場合は人工呼吸器が必要になる。人工呼吸器では酸素濃度は最大100%(空気中は21%)まで上げられるが、これは肺障害を引き起こすため長時間は危険である。 避難所の風景は関東大震災から変わっていない 酸素濃度100%でも血中酸素濃度が上昇しない場合は、人工心肺装置である体外式膜型酸素投与(ECMO)が行われる。ECMOでは、細い管を通して酸素交換を行うため、長時間利用する場合は、その細い管の中で血栓ができないようにするための血液をサラサラに
私は30年間救急医療に携わっている。1994年には、挿管法を指導する画像システムを考案した。呼吸を助けるための管を挿入するプロセスを指導するものだ。これを契機に私は挿管法のリサーチを行うようになり、その後、過去20年は世界各地の医師たちに向けて気管処置の講座を行っている。 3月末、新型コロナウイルス感染患者がニューヨークの病院にあふれ返るようになり、ベルビュー病院で10日間、ボランティアで支援にあたった。この間私は、このウイルスによって致命的となる肺炎の早期発見ができていないこと、そして患者を、人工呼吸器を使わずに回復させるための方法がもっとあるはずだと考えるようになった。 肺炎症状が出ているのに、息切れ感じない ニューハンプシャー州の自宅からニューヨークまでの長距離運転中、友人のニック・カプトに連絡をした。彼はブロンクスに勤務する救急医で、すでに新型コロナ騒ぎの渦中で奮闘していた。私は今
「沈黙」は、遠藤周作による非常に美しい小説の題名だ。それはまた、マーティン・スコセッシが最近、それを原作として制作した映画の題名でもある。そしてそれは今、日産自動車前会長のカルロス・ゴーン氏の華々しい逃亡劇に対する日本の政治家や当局者たちの反応を雄弁に物語るものとなっている。 ゴーン氏が昨年末、突如としてレバノンの首都、ベイルートに姿を見せて以来、フランス、トルコ、レバノンの官僚たちはみな、この事件についての見解を表明している。ところが、日本の政治家たちは沈黙している。この国際的な話題のいちばんの当事国であるにもかかわらずだ。出入国管理手続きの任を負う法務相ですら、この問題の事実についてコメントしていない。 民間警備業界では知られた人物が助けた? 報道によると、昨年12月29日に、TCTSRと呼ばれるプライベートジェット機のボンバルディア グローバル・エクスプレスが、トルコの会社であるジェ
未来の保証なき声優業は、収入という面から見ても得が少ないと言わざるをえません。大人気の声優をテレビなどで見ればなんとなく「お金持ちそう」と思うかもしれませんが、どんな業界だろうと上位1%の人間は金持ちに決まっています(もっとも、声優業界の上位1%が稼ぐ金額は、ほかの職種のそれよりも低いと思いますが)。 そもそもまともに専業で食える声優自体が少ないのですから、大儲けしている声優なぞ、どれだけ希少な存在かは推して知るべしです。 ほとんどの声優はローンが組めない 単純に儲からないだけでなく、声優の収入は大変不安定です。われわれは声優プロダクションの社員ではなく、自分の名前で仕事をとる個人事業主ですから、できた仕事分の報酬がすべてです。今月の収入は1万5000円、翌月は10万円、その翌月は0円、なんてこともあります。 こういう収入形態で生きる以上、社会的な信用は得られないと思ったほうがいいでしょう
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