第1回では、Hinemosの概要とリポジトリ管理機能によるHinemosのグループ化と階層化管理について解説しました。第2回目の今回は、従来のOSSの運用管理ツールでは用意されていなかったジョブ管理機能について、具体的なジョブの設定例を通してHinemosを利用した運用管理について解説します。 なお、本連載では、「ノード」「スコープ」「ジョブ」「ジョブネット」「ジョブユニット」を以下のように定義します。 ノード Hinemosの管理対象コンピュータを指す。 スコープ 複数ノードをグループ化したもの。リポジトリ管理機能で定義する。 ジョブ 処理や動作など最小の実行単位。ノード上で実行されるコマンドを設定する。 ジョブネット ジョブをひとまとめに扱うことのできる要素。複数のジョブとジョブネットを登録することができる。 ジョブユニット ジョブ階層の最上位要素。ジョブネットとジョブはジョブユニット