メールサーバで有効とされるメールID(メールアドレスの「@」の左に置かれる名前)には、そのメールサーバに登録されているユーザーアカウント名のほかにエイリアス(別名)があります。エイリアスは、ユーザーアカウント名、メーリングリストのファイル名、メールを処理するプログラム(メーリングリストプログラムを含む)の名前、または別のメールアドレスに対応付けられます。SMTPサービスプログラムとしてsendmailを使う場合は、エイリアス定義は/etc/aliasesファイル(システムによっては/etc/mail/aliasesのこともあります)に記述します。 ここでは、/etc/aliasesファイルの設定方法を説明します。必ず記述しなければならない定義がありますので、注意してください。 ●必須のエイリアス sendmailをインストールした時に作られる/etc/aliasesファイルには、以下の記述