退職後4カ月を過ぎたある日、斉藤さん(仮名)のもとに前職の同僚から連絡がありました。 急に退職した彼を心配しており、困っているのであれば協力したいというのです。 懇意にしている協力会社が人を探しているので、そちらを受けてはどうかという話でした。しかし、彼はきっぱり断りました。前職の協力会社にいくのであれば、転職をした意味がないと考えたのです。 しばらく大手中堅企業を中心に応募を続けまました。 しかし、大手から中堅までの企業は手当たり次第に応募したため、新しい求人も見つからなくなりました。 応募を続けても結果は惨たんたるもの。退職からすでに6カ月が過ぎていました。 生活を支えてきた退職金も底をつき、遂に長年蓄えてきた貯金を切り崩し、生活費に充てなければなりません。 「このままでは、生活すら危なくなる」と、危機感ばかりが募っていきました。 ここまで来ると、どのようにキャリアアップするかよりも「