更新日:2020年4月27日 食事から摂取する脂質は、多すぎても少なすぎても健康に悪影響を及ぼす可能性があります。そのため、一部の種類の脂質については、食生活における摂取量の基準が設定されています。 日本人の食事摂取基準 厚生労働省は、国民の健康の保持・増進を図る上で摂取することが望ましいエネルギー及び各栄養素について、摂取量の基準を定めています。現在は、令和元年(2019年)12月に公表された「日本人の食事摂取基準(2020年版)」が最新です。以下に、栄養素に関する指標のうち、脂質に関するものをご紹介します。 脂質、飽和脂肪酸の目標量(※1)は、総エネルギー摂取量に占める割合(%エネルギー)、n-6系及びn-3系脂肪酸の目安量(※2)は1日当たりの摂取量で示されています(成人についての基準のみ抜粋)。 ※1 生活習慣病の予防のために現在の日本人が当面の目標とすべき摂取量。 ※2 一定