前回は「活用形を含めた検索」、「品詞の指定」、「コロケーションの検索」など COCA の基本的な操作方法について紹介しました。今回は、これらのテクニックをベースに、「COCA で類義語を検証する」ということをテーマにします。 high と tall はどちらも日本語では「高い」と訳されます。非常に基本的な語ですが、その違いを説明するとなると、言葉に窮するかもしれません。また、accomplish と attain はともに「達成する」という訳になりますが、違いを説明することはできるでしょうか。 コーパスを使えば、これらの質問に明確に答えることができます。まずは前回紹介した方法を使って、high と tall のコロケーションを調べてみましょう。なお、データはすべて執筆時(2014年8月)のものですのでご留意ください。[1] 単語の意味の違いは、2つの単語のコロケーションを見れば明らかになる
今回から2回にわたって、COCA(Corpus of Contemporary American English)の操作方法と活用法について取り上げます。これまでの連載でも COCA は何度か出てきていますが、基本的な操作方法についてあまり詳しく扱われていませんでしたので、ここで改めて確認したいと思います。 今回は、「活用形を含めて検索する」、「品詞を指定する」などの基本的なテクニックを紹介し、その後、これらのテクニックを使ってコロケーションを検索する方法を示します。 COCA (http://corpus.byu.edu/coca/) COCA とは、Corpus of Contemporary American English という名前が表す通り、「アメリカ現代英語」を検証するために作られた汎用コーパスです。spoken, fiction, popular magazines, ne
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