Windows 10の次期アップデートであるRS4で予定されているWindows Subsystem for Linux(以下、WSL)の機能拡張には、Win32環境とWSL環境での環境変数の共有がある。 RS2で実装されたWin32相互運用性で、WSL内でWin32デスクトップアプリケーションの実行が可能になったとき、すでにPath環境変数は、WSLとWin32で共有されていた。しかし、起動されるWSLやWin32の環境変数を指定する方法がなかった。RS4ではWSLとWin32でユーザーの指定する任意の環境変数を共有でき、このとき、環境変数が保持しているdrvfs側のファイルパスを自動変換するという機能が追加された。 WindowsとLinuxの環境変数 共有設定を解説する前に、確認の意味を含めて、WindowsとLinuxの環境変数について解説しておく。 環境変数とは、プログラムから読
![RS4のWindows Subsystem for Linuxでは環境変数の共有が可能に](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/096a1223320ad3cfdb217e7c6e72e463a48234e3/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fascii.jp%2Fimg%2F2018%2F02%2F04%2F1620604%2Fl%2Fd486949fce6750bd.jpg%3F20200122)