Microsoftが間もなくリリースを予定しているOffice 2010には、これまでにない2つの特徴がある。1つはWebブラウザ上で動作するクラウド版が用意されること、もう1つは機能限定の無料版が用意されることだ。価格競争力でライバル製品をことごとく打ち負かしてきたMicrosoft Officeは、現在では同社ビジネス部門の売上の90%を占め、社内全体の営業利益では60%を占める大黒柱だ。だが同製品はいまGoogle Appsという製品にかつてないほどの競合にさらされており、Office 2010での初の試みの数々もその延長線上にある。Microsoftはこれまでの勢いを維持できるのか、その行方に注目が集まっている。 同件についてレポートしているのは、米Wall Street Journalの3月29日付けの「Microsoft Office Faces Challenge From