お笑い芸人の一人芸の日本一を競う「R-1ぐらんぷり」の決勝戦が20日夜、フジテレビで行われる。10年目の今回は、過去最多の3612人の中から、激戦を勝ち抜いた12人が登場。プロ・アマの別や年齢を問わず門戸を開いてきた大会は、普段はコンビを組むお笑い芸人の可能性発掘や、日の目を見ない芸人の一発逆転の舞台として機能し、芸人、ファン双方から注目されている。 R-1は平成14年にスタート。漫才の力量を競う「M-1グランプリ」の成功を受け、当時あまり浸透していなかった一人芸にフォーカスした。 「R」は落語の頭文字だが、芸は自由。初期から番組を手がけている関西テレビの水戸徹プロデューサー(45)は「お笑い界を遊園地に例えれば、R-1の登場でピン芸(一人芸)という新しいアトラクションができた」と解説する。 芸人の新たな可能性を開く舞台でもある。17年の決勝では、ほっしゃん。(40)が優勝。以前はコンビを