僕は、酒は1人で飲みに行くことが多い。1人だと飲もうと思った時に時間を気にすることなくブラっと暖簾をくぐれるし、予約をしなくてもカウンターに座れる可能性が高い。 でも、あまりひとり飲みをしない人やお酒を飲まない人に1人で飲みに行くことを言うと、かなり怪訝な顔をされる。確かに酒は数人、もしくは宴会で楽しく飲むイメージが強く、1人で飲みに行っても面白くないと思われがちである。 ただ、ひとり飲みには1人で行くからこその醍醐味がある。まず自分のペースで酒を飲むことができ、肴を注文でき、その肴はすべて自分のもの。そして店の主人や板長さんと旬の食材の話をしたり、隣の人とほぼ内容のない世間話で会話を楽しんだり、テレビがあればボーッと観たりする。そんな会社の仲間や家族とも味わえない居心地のいい時間を過ごすのが落ち着くし、そこがいいのだ。 僕は、地元周辺で飲むことがとても多い。最寄駅から電車で2駅前後の地元