京都が「漫画の都」として台頭している。平成20年には国際マンガサミットを開催。今秋には総合見本市「京都国際マンガ・アニメフェア2012」(略称・京まふ)を開く予定で、2万人の一般来場者を見込んでいる。徐々に漫画の街として存在感を増している背景には、都市戦略の一環として6年前に開設された京都国際マンガミュージアムの影響があった。(溝上健良)◇ 今年4月、東京都内で京都国際マンガ・アニメフェアの開催発表記者会見が行われた。出席した門川大作・京都市長は「京都は日本最古の漫画とされる『鳥獣戯画絵巻』(計4巻。1、2巻は平安末期の作)誕生の地。『京都国際マンガミュージアム』や、漫画・アニメを専門的に研究する京都精華大をはじめコンテンツ系大学が数多く集積する土地でもある」と、京都の強みを紹介。「この地の利を生かして、コンテンツ産業をますます発展させていきたい」とアピールした。日本初マンガ学部 近年、日