※企業型確定拠出年金に加入されている会社員の方向けのコラムです。 2022年10月、会社員の老後を支える確定拠出年金制度(以下、DC制度)が大きく変わります。企業型確定拠出年金(以下、企業型DC)の加入者が、個人型確定拠出年金(以下、iDeCo)にも原則加入できるようになるのです。これにより、私たちの老後への備えをより充実させることができるようになります。 今回のコラムでは、企業型DCに加入されている方向けに、法改正の概要とiDeCoの活用方法について解説していきます。 DC制度の概要とiDeCo併用のメリット そもそも、DC制度とは、2001年10月にスタートした私的年金制度のひとつです。毎月拠出される掛金を60歳以降に受取る仕組みで、公的年金の上乗せ資産としての役割を担っています。また、掛金拠出時(注1)、運用時、受取時の3時点で税制メリットを享受することができるのが大きな特徴です。
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