ウィルコムと富士通ビー・エス・シーは14日、ウィルコムのPHSを利用した『外来患者呼び出しシステム』を共同開発し、全国の医療機関向けに販売を開始したと発表した。 富士通ビー・エス・シーは、携帯電話、PHS端末向け「呼出し連携機能」の取組みで培った技術を生かし、携帯電話向け「待合せユーザ呼出システム(仮称)」を開発。今回、ウィルコムのPHSの機能に対応し、「外来患者呼び出しシステム」の開発・提供を行うことにした。 『外来患者呼び出しシステム』の仕組み 同システムでは、医療機関などの外来受付で患者にPHSを渡し、診察順がくれば呼び出す仕組みを提供。「受付の混雑を緩和し、患者の満足度向上を図る」(両社)。病院の内外を問わず運用でき、医療機関における待合室の省スペース化が可能となっている。 さらに、ノートPCと外付けバーコードリーダーで運用するため、従来の専用機器設置タイプと比べて少ない投資で導入