国立新美術館は、芸術を介した相互理解と共生の視点に立った新しい文化の創造に寄与することを使命に、2007年、独立行政法人国立美術館に属する5番目の施設として開館しました。以来、コレクションを持たない代わりに、人々がさまざまな芸術表現を体験し、学び、多様な価値観を認め合うことができるアートセンターとして活動しています。 もっと見る
[建築コンセプト] 「精錬所」の建築は、絶え間ない自然のサイクルの一部、地球のディテールの一部としての建築で、環境との共生を具現化したものです。 それは、自然エネルギーである太陽、地熱、気候と、銅精錬所の副産物であったカラミ煉瓦や、犬島石(花崗岩)、鉄などの犬島に由来する素材、そして島の地形や既存の近代化産業遺産(煙突)を利用し、夏は空気を冷却、冬は暖めるという構造で館内を快適に保ち、周囲の環境にできるだけ負荷を与えない施設となっています。 この建物は、館外に設置した気象計測機器によって温度、湿度、日射量などのデータを記録、調整しながら完成します。いはば、犬島という環境で自然の一部として変化、成長していく建築であるといえます。 [三分一博志] 1968年生まれ。東京理科大学理工学部建築学科卒業。小川晋一アトリエを経て、三分一博志建築設計事務所設立。広島にて設計活動を開始。2000
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