都知事選をめぐる言説があちこちのブログでみられます。 しかし、この議論を分けるのは、いまの日本の政治の流れを、二大政党制という軸でみるのか、みないのか、このちがいにすぎないと私はとらえています。 このちがいにすぎない、といいましたが、このちがいはとても大きい。 当ブログでは、都知事選の候補者選考劇を(石原と)代替可能領域内の物語とよんできました。いいかえると、先のちがいとは、代替可能か否かというちがいでもあります。 いうまでもなく、代替可能領域内とよぶのは支配層にとってのそれなのですが、この領域の内外に区分すれば、石原、浅野、黒川VS吉田ということになるでしょう。支配層にとって石原氏であろうと、浅野、黒川両氏であっても対応の基本線はかわらない。吉田氏であったら困るのです。 それは、支配層が国政では二大政党制をもとに政権の安定を図ろうとしているからであって、マスメディアも使った、最近の彼らの