虐待の親に同情3割 本紙が保護者調査 2011年11月24日 10:06 カテゴリー:社会 九州 > 福岡 西日本新聞は、子育て世代が児童虐待にどのような意識を持ち、いかなる支援を求めているかを探ろうと、福岡市内の母親たちを対象にアンケートを行った。591人から回答があり、相次ぐ虐待死事件について全体の3割近くが「親にも同情すべき事情があったかもしれない」「自分も加害者になるかもしれない」と回答。事件が人ごとと思えないほど、多くの親が厳しい養育環境に置かれている現状をうかがわせた。一方、相談先として「同じ悩みを抱えた親の自助グループ」を挙げる回答が全体の半数以上に上り、悩みを共有できる存在を求めている意識が明らかになった。 アンケートは福岡市内の認可保育所に子どもを通わせる保護者1312人を対象に実施。45%が回答した。回答者の内訳は94%が母親で、共働きが8割近くを占め、ひとり親も約