子供の頃にホームレス状態を経験したことのあるアメリカ大学生たちが、ホームレスの現状を変えるため米国首都ワシントンDCで自分たちの体験を語った。政策立案者と直接話しをすることで、子供たちに直接影響がある教育政策の改善が進み、かつての自分たちと同じような状況にいる子供たちが貧困やホームレスといった家族の環境から自ら抜け出すことが可能になることを願っているからだ。 大学生のスワミ君(19歳)は8歳のときにホームレスになった。母親が失業し、イリノイ州で住んでいたアパートの家賃が払えなくなってしまったからだ。 その後、次の仕事が見つかるまでふたりはホームレスのシェルターで2年間暮らした。母親が新しい仕事を見つけてからまた生活に安定が戻りしばらくは「平和な人生」を送ることができたとスワミ君は言う。けれど、彼が12歳になった年、週の児童擁護団体によって、彼は母親の元から引き離されてしまった。虐待と育児放