日本電信電話株式会社(以下、NTT 東京都千代田区 代表取締役社長 三浦 惺)は、1本の光ファイバに、1波長171Gb/sの信号を432波長多重させ世界最大となる毎秒69.1テラビット(Tb/s:テラは1兆)の大容量データを240km伝送させることに成功しました(図1)。これまでの光伝送容量の世界記録となっていた32Tb/sを2倍以上更新したもので、将来求められる基幹光ネットワークを構築するための有望な技術として期待されます。 本成果は、2010年3月25日(米国時間)OFC/NFOEC2010にてポストデッドライン論文として発表する予定です。 インターネットでの高精細な動画配信などコンテンツ大容量化に伴い、近年での通信トラヒックは年約40%増の飛躍的な増大を続けており、その増大する通信トラヒックに対応するため、NTTの未来ねっと研究所では、トラヒックを効率的に収容した、大容量長距離伝送が