若者のビール離れと言われ続けて数年、部下を飲みに連れて行っても、一杯目からチューハイ。オヤジ世代としては、「おいおい、そこはとりあえずビールだろう」とついつい苦虫を噛み潰すところだろう。最近の若者は、一杯目だからこそ味わえるあの至福の喉ごしを知らないのだろうか!? と言いつつも、他のテーブルを見渡してみると、やはり若者たちの手にはチューハイが‥‥。 昨年キリンビールが604名を対象に「普段一杯目から飲むお酒」というアンケート調査を行ったところ、チューハイと答えた人は31.3%。56.6%のビール類に続いて2位に入っている。しかも別の調査で8割以上の人は、この1年以内にチューハイを一杯目に飲んだことがあるというのだ。 たしかに、フルーツ味で口当たりのいいチューハイは人気のドリンクメニュー。とはいえ、揚げ物や刺身、乾きものをつまみながらチューハイを飲む姿は、オヤジ世代にはどうにもピンとこない。