メディアとナタリーに関するmishin0725のブックマーク (10)

  • 解題・ミュージックマシーン(10) - TAKUYAONLINE

    ミュージックマシーンを最終的に終わらせることにした理由は、やっぱりナタリーを始めたのが大きかった。最初は書き手の視点がぜんぜん違うから両方別のものとしてやっていけるだろうと思ってたし、そこはその通りだったんだけど、やっぱり一度ナタリーで伝えたニュースを再度ミュージックマシーンで取り上げるという行為に自分のモチベーションがついていかなくなってしまって。自分の中ではやっぱりニュースが主でコメントが従だったから、なんか気の利いたコメント書いときたいって気持ちだけで続けるのは無理だった。情報の充実度ではやっぱナタリー最強すぎてかなわない。おれが言うのもアレですが。 あとは、しょーもない話だけど2008年頭にWindowsからMacに乗り換えて、それまで使ってたDreamWeaverが使えなくなったのも終了理由のひとつだったかも。終盤はタグ手打ちで更新してたから。どんな2008年だ。 当は2001

    解題・ミュージックマシーン(10) - TAKUYAONLINE
  • 解題・ミュージックマシーン(9) - TAKUYAONLINE

    ミュージックマシーンを始めたときから、アクセス数は多ければ多いほどいいと思っていた。好きなことが書ければ規模は小さくてもいい、とかぜんぜん思わなかった。多くの人に見てもらえないニュースサイトなんて何の価値もない。 それに、1日200PVのサイトと20,000PVのサイトを比べたら、やっぱり後者のほうが“何かが起こる”可能性が圧倒的に高い。実際、1日数千PVを超えたあたりから周りがなんだかざわざわしてきたし、自分が予想もしていなかったいろんな面白いことが起こるようになって、ウェブ以外の場での活動がどんどん増えていった。 例えば、アーティストやレーベルから直接メールをもらったり、オフ会に100人近い人が集まるようになったり。いろんなイベントにゲストDJとして呼ばれたり、自分でもイベントを企画してみたり。ミュージックマシーンのおかげで、知らない人とどんどんつながっていけるようになって、それがとに

    解題・ミュージックマシーン(9) - TAKUYAONLINE
  • 解題・ミュージックマシーン(8) - TAKUYAONLINE

    ミュージックマシーンはスタートから2年経ったらすっぱりやめるつもりでいた。始めたときから終わりのことを考えていた。最初はあんな濃度のサイトが5年10年続けられるわけはないと思っていたし、なんとなく2年くらいで終わるのがちょうどいい気がしていた。サイトを始めた直後にはもう閉鎖のときにアップするためのテキストを用意していた(結局公開しなかったけど)。 このあたりの考え方は明らかにムーノーローカルの影響下にある。当時ムーノーローカルというアンダーグラウンドニュースサイトがあって、2001年8月に終了して、ミュージックマシーンはこのサイトの影響を強く受けていた。当時(今もだけど)個人サイトが“終了”するというのは異例のことで、しかもムーノーローカルの終わり方はえらくかっこよくて。その鮮やかな終わりを見て「ああ、自分も何かを始めなければいけないな」と思って作ったのがミュージックマシーンだった。 言い

    解題・ミュージックマシーン(8) - TAKUYAONLINE
  • 解題・ミュージックマシーン(7) - TAKUYAONLINE

    ミュージックマシーンのヘッダの1行更新。あれはもともとバカみたいな更新頻度が欲しくて始めたんだった。できれば朝昼晩とページを開くたびに何かが変わっているのが理想で、でも音楽ニュースだけだとそこまでの更新感は出せなくて、だったらと思って始めたのがあの1行でした。あそこはあんまり何も考えずに毎日てきとうに書いていた。どうせ次の日には消しちゃうし。 だからあの1行コメントを好きだって言ってくれる人が多かったのは意外だったなー。ニュースと違って余計なこともたくさん書いてたし、投げっぱなしで気の利かないテキストも多かったと思うし。たぶんすごく雑だったはず。 ニュースはがんばって集めてくるからこの1行くらいは気を抜いて好き勝手にやらしてよ、という甘えた気持ちもどこかにあったのかもしれない。それがかえってよかったのかもしれない。

    解題・ミュージックマシーン(7) - TAKUYAONLINE
  • 解題・ミュージックマシーン(6) - TAKUYAONLINE

    そういえばミュージックマシーンの広告収入は、AmazonアフィリエイトGoogleアドセンスをあわせて、多いときは家賃が払えるかな、というくらいの額になっていた。いつもありがたいことだと思っていました。ほぼCDとライブ代に消えていたけど。 物価の安い国に引っ越したらこれだけで暮らしていけないかなー、とか考えてみたり。外国で暮らしながら日音楽ニュースを毎日細かく更新する人って意味わかんなくていいよね。それを老後の楽しみにしたい。そのときミュージックマシーンが復活するのかもしれないです。なんつて。

    解題・ミュージックマシーン(6) - TAKUYAONLINE
  • 解題・ミュージックマシーン(5) - TAKUYAONLINE

    というわけで、なんとかサイトのコンセプトを固めて、当時まだ珍しかったJPドメインも取って。HTMLはDreamWeaverを使って半日で作った。デザインは軽くて見やすければなんでもいいと思ってた。白と緑にしたのもなんとなく。開始から終了までデザインリニューアルみたいなものもしなかった。サイトのデザインをころころ変えても読者は別に喜ばないし、だったらなるべく変えないほうがいいと思っていた。 結局最初から最後までずっと同じ形で続けることができたのはよかったんじゃないかな。コンセプトにブレがなかったっていうことだから。 あと当時はミュージックマシーンをパクったサイトもいくつかあった気がする。ひどいのはソース丸ごとコピペとか。でもそんなザコサイトのことはどうでもよかった。ほっといたら勝手にどんどんつぶれていくと思ってたし、実際つぶれていったし。 なんというか、もしぼくがサイト運営者としてすぐれてい

    解題・ミュージックマシーン(5) - TAKUYAONLINE
  • 解題・ミュージックマシーン(4) - TAKUYAONLINE

    サイトを作ろうと思ったのが2001年の8月で、オープンさせたのが10月。サイトを作ろうと思い立ってから実際に始めるまで約2カ月の期間があって、この間はひたすらサイトの構成と計画を練っていた。 そもそもなぜ音楽ニュースサイトをやろうと思ったかというと、ちょうどその頃友達に「ここ見てれば音楽のニュースはだいたいわかるっていうサイトないの?」って聞かれて、そういえばないなーと思ったから。自分自身、音楽が好きでネットも使ってたからいろんな企業サイトは毎日見てたけど、それぞれジャンルや方向性も違うし、いろんなサイト巡回するのもめんどくさいし。ここだけ見てればOKっていうサイトがあったら便利だと思って、でも見あたらなかったから自分で作ることにした。 そういうわけで「国内の音楽の話題を扱う個人ニュースサイト」という大枠のテーマは早い段階で決まっていた。でも細かいコンテンツについてはかなり悩んだ記憶がある

    解題・ミュージックマシーン(4) - TAKUYAONLINE
  • 解題・ミュージックマシーン(3) - TAKUYAONLINE

    前回、前々回といきなりウェブメディア論みたいになってしまってちょっとはずかしい。当時はこの手の話題は意識して一切近寄らないようにしてたのに。 だから今回のこの一連のエントリは、サイト終了から1年経ってやっと種明かしをするような感覚もあったりする。ある個人ニュースサイトの管理人が何を考えて毎日の更新を続けていたか。そのへん整理する意味も込めて、ミュージックマシーンの7年間についてこの機会に書いておきます。 というわけで、今日はミュージックマシーンを毎日どんな風に更新していたかという話です。せっかくだからその具体的な手順をメモしておきたい。 まずミュージックマシーンのニュース収集は、企業ニュースサイトとCDショップサイトの確認から始まる。大量のブックマークをタブブラウザで一気に開いて、気になる記事を見つけたらテキストエディタにとにかくコピペ。スポーツ新聞など複数の媒体で報じられてるニュースは、

    解題・ミュージックマシーン(3) - TAKUYAONLINE
  • 解題・ミュージックマシーン(1) - TAKUYAONLINE

    ぼくはミュージックマシーンという音楽ニュースサイトを2001年から2008年まで約7年間運営していた。ウェブ上に散らばる音楽ニュースをクリップして短いコメントをつけて紹介するというスタイルは、当時流行っていた個人ニュースサイトと呼ばれるジャンルをなぞったものだったけど、でもこれを国内の音楽に特化した形で突き詰めたサイトは他にほとんどなかったので、音楽好きの人にはわりと重宝がられていたと思う。毎日1人で更新し続けて、アクセス数は50万/月くらい。楽しかったです。 で、サイト終了からちょうど1年経ったので、ミュージックマシーンの思い出とかその他いろいろ、当時考えてたことをいくつか書いておきたい。たぶんこれ何回かの連載エントリになるはず。ミュージックマシーンのことを知らない人にはごめんなさい。 まずぼくがミュージックマシーンを始めるときにコンセプトとして決めていたことが2つだけあって。2001年

    解題・ミュージックマシーン(1) - TAKUYAONLINE
  • 解題・ミュージックマシーン(2) - TAKUYAONLINE

    そういえばぼくがミュージックマシーンをやっている間、「おまえは自分と音楽趣味が似ている」という意味のことをすごく多くの人に言われた。もちろん無意識のうちにニュースに偏りが出たり、コメントに熱がこもってしまったり、そういう失敗(自分にとってそれは失敗だった)はあったと思うし、途中からまあそれくらいがちょうどいいのかな、という開き直りに似た気持ちはあったけど、それにしても、あまりにも多くの人が自分と音楽趣味が似ていると感じていたのは意外だった。あんなに雑多な情報を扱うサイトなのに。 で、あるとき気づいた。読者はみんな自分の読みたいとこしか読んでない。例えばあぶらだこが好きな人がミュージックマシーンを見たときには、同じページにあるコブクロの記事はどうでもいいと感じるはず。Berryz工房が好きな人には、その下の七尾旅人の記事はそもそも視界にすら入ってないのかもしれない。 例えばナタリーではP

    解題・ミュージックマシーン(2) - TAKUYAONLINE
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