馬鹿は事実だけど余計じゃい事実だけど 「馬鹿」と「正直」がニコイチみたいな扱いになってるのが未だに解せない。馬鹿といえば正直、正直といえば馬鹿。馬鹿は正直の枕詞であり、正直は馬鹿の枕詞である。はて、一体いつから馬鹿は正直御用達の修飾語になったのか。「馬鹿正直」とか「正直者が馬鹿を見る」といった言葉がいつからあるのか知らないが、それらがいつからあるにせよ、随分長いこと、下手すれば人類史始まってからずっと、正直者は割を食って生きてきたんでしょうね。そこんとこをハッキリさせるには、歴代の正直者たちに直接尋ねてみるのがいちばん手っ取り早いし確実だ。ついでにその「割」ってやつはどんな味がするのか訊いてやろう。やっぱりニガヨモギみたいな味がするのかな?それとも却ってマナの味がするのかな?ところで、歴代の正直者たちって一体どこに住んでるんですか。さあ?たぶん天国あたりじゃないですかね。 《ダーク・オネス