4時間待ったことも 羽生善治、対局中の長考に持論「いい答え」の導きに時間は関係ない 芸能ニュース 2019年08月05日 13時30分 ツイート 将棋プロ棋士の羽生善治が3日、都内で行われたマネックス証券20周年記念特別イベントで講演を行った。通算勝利数歴代1位の羽生は、自身の対局の経験談を紹介しつつ、大局観の重要性や、コンピュータの発想と人間の指す将棋の発想の違いなどを語った。 この講演の中で、羽生は棋士が対局中に次の一手を考える際に長考することについても持論を展開し、「自分自身が最も長く考えたのは約4時間」と振り返りつつ、「何分考えたらいい決断ができるのかというと、時間を掛ければ必ずしもいい答えが出て来るものではない」と語った。 「長考に好手なし」という将棋界で古くから言われている言葉もあるといい、「直感と読みと大局観、この3つを使って30分位するとAという選択肢を掴んだら、10手先は