#以前(http://d.hatena.ne.jp/coffee_tambe/20100114)紹介した、ポルトガル語総説に関連して。 そもそも(ブラジル・カンピナス農業試験所の研究者、Carvalhoも自身で述べているように)コーヒーは遺伝学や育種の研究に不向きな植物である。何よりも、種を播いてから次の世代(種子)が得られるまで4年ほどかかる、というのが、いちばんのネックだ。ある品種とある品種を掛け合わせて、合の子を作ろうとしても、その結果がわかるのは上手く行って4年後。上手くいかなかったとしても、その後からやり直すのではあまりに時間がかかりすぎる。したがって自然と、一度に試しておいてみる(そして、無駄に終わるかもしれない)交配実験の数も増える。まさに手間と時間ばかりがかかる仕事になる。 だがブラジルは、その地味な研究を50年以上、愚直に続けた。だからこそ言おう…「ブラジルこそが最も真剣
![2010-05-18](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/06a15c64ba0ceec233d86d71001ebb29a9dcbf5d/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcdn.blog.st-hatena.com%2Fimages%2Ftheme%2Fog-image-1500.png)