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はてな匿名ダイアリーに関するmisukeのブックマーク (2)

  • もう一生

    とある職場で知り合った彼女。 性格がよほど合ったのだろう、すぐに意気投合し、仕事外でも遊ぶようになった。 二人でよく、ライブに行ったり旅行に行ったりした。明け方まで飲み明かしたことも多々あった。それほどお金を持っているわけではなかったので、俺の部屋で飲み明かすことが多かった。互いの日常や、仕事のことや、人生観や恋愛観、腹を割って話した。 ほんとうは「女として」好きだったんだと思う。けど、「ずっと親友でいてね」って言われたら、そんな事おくびにも出せない。「親友」と呼ばれる事自体めったにあるわけではないので、それもたまらなく嬉しかった。彼女が目の前で無防備に寝ていても(夏は特にひどかった)、酔って抱きついてきても、男としての能を抑えて、じっと我慢した。自分のことを「親友」と呼んでくれた彼女に対する、敬意と信頼を込めて、そして何より「親友でいいから、彼女の近くにいたい」という想い。 互いにその

    もう一生
  • あの楽しそうな人たち

    ポケットベルという物をまわりのみんなが持ち始めた。何だかコソコソと取り出しては、足早に電話ボックスに駆け込んで凄い早さで交信していた。でも、あんな小さい画面に数字の語呂合わせでやりとりできることなんてたかが知れているので、たいして気にも留めないふりをしていた。 やがて、連絡が付かないからと言って半ば強制的にポケベルを持たされた。知らない間に漢字まで表示できるようになっていて、びっくしりて、正直ちょっとうれしかった。でもまわりのみんなは携帯を持ち始めていた。何処にいても電話がかかってくるなんて、どうしてそんなことに耐えられるのかが不思議でならなかった。 あっと言う間にポケベルを持っているのは私だけになって、困ったことに公衆電話が見る見る減っていった。まわりのみんなはいつも携帯で楽しそうに話していた。不意にかかってきてそのまま歩きながらしゃべる内容なんてどうせ大したことはないということにして、

    あの楽しそうな人たち
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