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名文に関するmisukeのブックマーク (2)

  • 不在

    数年前の今頃、突然、作業効率が落ちた。 とにかく長文が読めない。内容が頭に入らず、何度もページを戻しては読み直す。ついさっき聞いた日時を思い出せない。簡単な計算の答えが出ない。 初めて仕事が遅れ、平身低頭で期日を延ばしていただいた。唸っていても仕方ないので、自分のアタマのテンポラリファイルに頼らず、常時メモを出力することにした。作業をしながら自分宛に大量にメールを書く。今読んでる書類の要点の抜き出し。思いつき。今受けた電話の相手と用件。他人へ連絡回す必要があるならその場で。これはなかなか効果があった。 それにしても元に戻らない。老化だろうか。 数週間後、足の爪を切ろうとして、両親指の爪に極端な「段」がついてるのに気づいた。段の横線から下は妙に分厚くムラがある。体調も栄養も良いし、精神的にストレスがかかったのだろうか?と考えた。しかし、段がある位置は、仕事が滞るよりもかなり前に生えている。ぼ

    不在
  • 空中キャンプ - 十代の子には、おかしなかっこうで歩きまわる権利がある

    よくでかけるとんかつ屋さんで、ゴスロリの女の子がとんかつをべているのを見かけた。彼女は、母親と一緒に店にきていて、なんだかたのしそうにわらいながら、とんかつをべていたのだった。彼女の服装は、どちらかといえば、ゴスの比重がつよく、ゴス7、ロリ3といったところで、いずれにせよとんかつ屋の雰囲気からはあきらかに浮いていたし、とんかつをべるにはいささか不向きな服装であることもたしかだった。また、ゴスロリととんかつという組み合わせにも、なんだか妙なものがあったが、それでも、わたしは彼女を見ながら、ゆかいな気持ちになった。彼女のとんがり具合が、心地よかったのである。もっととんがれ。もっとすごい服を。いっそのこと、できるだけ常軌を逸しためちゃくちゃな服、たとえば拘束衣とかでとんかつをべにくればいいのに。 十代の子には、おかしなかっこうで歩きまわる権利がある。道ゆく人がみなふりかえるような、奇抜な

    misuke
    misuke 2006/05/22
    すばらしいコラム。ユーモアのある切り口、やさしい視点、厳しい現実。
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