就職するにも独立開業するにも、最近は資格が必要だ。 国家資格、公的資格、民間資格、様々な資格があるが、資格を持っているかどうかで、職にありつけるかどうかが大きく変わってしまう。 財を積むこと千万も、薄芸身に従うに如かず、という。 いくらお金があっても、それはいつなくなるやわからない。 それよりも身に付いたちょっとした技の方が、はるかに役に立つのだという中国のことわざだ。 中国は、3回も漢民族が国を失った国だ。 周辺民族に3回も占領され、百年単位で支配を受けた国だ。 だから多少お金を貸せいて貯めても、異民族によって国が滅ぼされたらそこで財産など吹っ飛んでしまい、家屋敷も失いかねない。 そう言う国だからこそ、こういう言葉ができたのだろう。 日本でも、資産がなくて、企業に就職してまじめにやっておれば、そこそこ良い生活ができたのは、20世紀までの話。 80年代末のバブル崩壊以来、21世紀の日本は資