この夏のお盆休み、無事に富士登頂を果たしたPouch編集部のアウトドア部一行。頂上でしばし達成感を味わい、太陽が沈み始めた18時頃に後ろ髪がひかれる思いで下山の途につくことにしました。 目下には相変わらず分厚く真っ白な雲海が広がっていたのですが、雲の表面をマジマジと見てみると、なんと三角形の影が映っているではないですか! 初めて生で見るので最初は確信が持てなかったのですが、いつぞやか写真集などで見て思わずスゲーッと感嘆したことがある「影富士」だったのです。 富士山の見方には3つの楽しみ方があるのですが、そのうちのひとつが「影富士」です。ほかには気象条件のいくつもの偶然が重なったときに見られる「赤富士」と、富士山麓の湖に富士山が映った「逆さ富士」があります。 影富士は、朝日や夕日を受けて富士山の美しい形がすそ野や雲に影となって映ることですが、山頂近くまで登らないと見ることができないそうです。