この本は「男性と女性」、「既婚者と未婚者」、「子供のいるいない」、「学生と社会人」、「正社員と非正社員」、「若年層と高齢層(各世代別)」、「首都圏と地方」といったそれぞれの属性・立場によって受け止め方が大きく異なるだろうと思われるし、勝間さんにしては珍しく、それを危惧するようなワードがいくつも出てきますね。それでも我々は、ここでなされた問題提起を、「日本人」という属性として真摯に受け止めなければ、と感じずにはいられません。 これまでの勝間さんの勉強本やお金についての啓蒙、その他の活動もすべてはこの本のためにあったのでないかと思えるような、勝間さんの想いが詰まった本。ここでの問題提起を我々日本人は自分の問題として受け止め、実行に移していく必要があるのではないでしょうか。 20代後半、男性、既婚、子供なし、正社員、そして日本人としての立場から読んで感じたことを書いてみます。 【読んで感じたこと