WindowsではOLEと呼ばれる仕組みを使って他のプログラムを操作することができます。コマンドプロンプトで動作するプログラムの場合は前の章で説明した方法で利用することができます。しかし、Microsoft Officeのような大きなアプリケーションはOLEを使って操作することになります。 普段の業務の中でもEXCELは多くの定型処理を行なっていると思います。EXCELを外部から操作できるとさまざまな応用が考えられます。ところで、EXCELはその内部に強力なマクロプログラムの機能を持っています。外部からプログラムで操作することに意味があるでしょうか? これまでのわたしの経験ですが、動的な表の制御、グラフの生成などは内部のマクロプログラムで行なうほうが便利です。しかし、次に示すように内部のマクロプログラムを使うことができない場合や使わないほうが良い場合があります。