Grizzlyはスケーラブルなアプリケーションを構築するためにJava New I/O APIを活用して開発されたサーバフレームワーク。COMMON DEVELOPMENT AND DISTRIBUTION LICENSE (CDDL) Version 1.0のもとオープンソースソフトウェアとして公開されており、GlassFish 2におけるHTTPコネクタとして活用されている。 New I/O APIが導入される以前のJava APIを使う場合、スケーラブルなサーバアプリケーションを開発するにはコネクションをスレッドに渡し、どのようにスレッドを管理するかに焦点が当てられた。Javaが従来から提供している入出力APIは基本的に同期APIであるため、入出力を実施するとその時点でブロックが発生する。スケーラブルに動作させるには処理をスレッドに割り振り、ブロックされている間、別のスレッドに処理