オタワ発 ─ 第8回オタワLinuxシンポジウム(OLS)の2日目は、初日と比べるとテクニカルなトピックが増えた。講演で特に印象に残ったのは、「ファイルシステム断片化の影響」、「デジタル・デバイド解消にLinuxを役立てる」、「ラップトップで使うLinux」だが、なんと言ってもDave Jonesの講演「ユーザ空間が最悪な理由」がこの日のハイライトだった。 印象に残った講演として最初に挙げた「ファイルシステム断片化の影響」を講演したArd Biesheuvel氏は、Philips ResearchのStorage Systems & Applicationsグループに所属し、HDDレコーダーを研究テーマとする科学者である。Biesheuvel氏の説明によると、HDDレコーダーはテレビ放送の信号を機器に記録することで動作し、使用可能なものを表すためにメタデータを用いる。何を記録し、何を記録し
