1日に19時間接続し、スマホ片手に眠る。 呼吸をするようにずっとさわっている。 次々と流れてくるインスタやツイッター、ティックトックの情報に反応していく。 みんなの話題をチェックできているか。「いいね」をするのが遅れていないか。 「正直、疲れているんですよね」 関西に住む高校3年生の女性はつぶやく。 学年、部活や係、小中学校の友達、趣味、勉強仲間……。 「一覧」と呼ぶ、40近いSNSアカウントを持つ。 グループごとに、キャラや言葉遣いを分け、仲間外れにならないよう気を配る。 ほかにもアイドルの「推し活」、将来のための投資の勉強、友人と互いの位置情報を共有するSNSもやっている。 情報量に追いつかないし、抜けることもできない。 「本音を言うと、スマホがない時代に生きたかった」
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