法正寺貴船神社の本殿にむかって右側に二基の庚申塔がまつられていました。また貴船神社の北側へすこしはなれた場所に一基の庚申塔がまつられていました。 今回ご紹介するのは境内の二基のうちの一基です。前回ご紹介した庚申塔は、猿田彦大神と刻まれたものでした。今回は、「庚申思門」と刻まれた庚申塔です。 場所:福岡県京都郡苅田町法正寺 座標値:33.749971,130.923956 庚申思門とだけ刻まれており、その他、建立年などの銘は確認できませんでした。 「庚申思門」という文字は、はじめてみるケースです。思門とはどのような意味がこめられた文字なのでしょう? カタレル名前辞典を参照すると、「思」という文字は「他人を思いやる」「何事も、きちんと考えて行動する」「心配する」「考える」という意味あいが込められているようです。 「門」という文字は「新しい人生の門出を出発する」、「いいスタートをきって、邁進する