せっかく苦労して作ったパスワードも忘れてしまっては意味がない。前回までの「強化編」では、手軽なパスワード強化方法と作成方法を紹介したが、それでも、慣れるまでは忘れる恐れがある。たまにしか使わないパスワードならなおさらだ。 システムの都合(記号が使えないなど)で、いつもとは異なるルールでパスワードを生成した場合や、一度に複数作った場合も要注意。人の記憶は、思いのほか当てにならないものだ。作ったときには「これなら忘れない」などと思っても、しばらくしたら忘れてしまうことがある。 「そういったことが続くと怖いのが、『悪魔のループ』だ」(セキュリティフライデーの佐内氏)。悪魔のループとは、パスワードの忘却と、パスワードの単純化を繰り返すこと。強いパスワードを作っても、忘れてしまうことで、「次からは、覚えやすいようにもっと簡単なパスワードにしよう」と考えて、単純なパスワードにする。そして、そのパスワー
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