プロ野球・日本ハムの新本拠地球場、通称「エスコン」に賛否両論が巻き起こっている。アメリカのボールパークに似た造りは好評である一方、アクセスの悪さを指摘する声も多い。金融アナリストの高橋克英さんは「エスコンは最寄り駅まで徒歩30分で、開幕戦は寒い中、シャトルバス乗り場に2000人の列ができた。こうした失態は、名著『失敗の本質』に書かれた81年前の日本のガダルカナル敗戦を彷彿とさせる」という――。 WBC世界一の余韻も残るなか、いよいよプロ野球も開幕した。さっそく話題になっているのは北海道日本ハムファイターズの新本拠地「エスコンフィールド」(エスコン)だ。 札幌に隣接する北広島市にあるボールパークエリア「北海道ボールパークFビレッジ」の中核をなす新球場「エススコンフィールド HOKKAIDO」の収容人数は3万5000人で、開閉式屋根付き野球専用天然芝フィールドだ。グラウンドの両翼は約100m、