沖縄県では、1月から「日本一早い桜」が咲き始めている。ただし、県外とは桜の種類が異なり、「寒緋桜(カンヒザクラ)」という桜。花は濃いピンク色で釣り鐘のように下を向く。枯れるとつぼみごとボトッと落ちるため、あの風情ある桜吹雪が沖縄では見ることができない。 また、日本の桜前線は北上していくが、沖縄の桜は寒くなると咲き始めるため、北から南下していく。 今回はそんな「日本一早い桜」と「日本一早い!冬のお花見」の様子をご紹介しよう。 画像をもっと見る ●まず、沖縄の桜事情から 沖縄の桜は、北部なら1月下旬から、南部なら2月初旬からが見頃となる。 北部では、名護市の名護城跡を中心とした「名護中央公園」、山一体に桜が咲く本部町の「八重岳(やえだけ)」、夜はライトアップで見学できる世界遺産の「今帰仁城跡」が有名で、桜の咲く期間に合わせて桜まつりが開催される。 南部では、那覇市の与儀公園で「なはさくらまつり