【シドニー22日時事】オーストラリアのギャレット環境相は22日、顔に腫瘍(しゅよう)ができる病気の流行で生息数の減少が続き、絶滅の恐れが強まっているタスマニアデビルの保護を一段と強化する方針を発表した。同相は「1996年に初めて病気が報告されてから生息数は約70%減っている」と懸念を示した。 タスマニアデビルは、豪タスマニア州のみに生息する肉食有袋類。体重5−13キロで黒い毛皮に覆われ、胸に白い模様があるのが特徴。国際自然保護連合(IUCN)からは「絶滅危惧(きぐ)」種に指定されており、豪政府は国内法に基づく保護段階を6段階のうち2から3へ引き上げ「絶滅危惧」とする。 【関連ニュース】 ・ 〔写真特集〕世界の動物たち ・ 〔写真特集〕アニマルベビー ・ 〔地球の風景〕金髪モデル、裸で捕鯨反対! ・ 〔地球の風景〕「見せ物」じゃないよ=モスクワ ・ 〔地球の風景〕絶滅から救っ
中堅出版社の「幻冬舎」(東京都渋谷区)の元社員(3月23日付で懲戒解雇)が会社の金を着服していた問題で、同社は19日、着服額が2001年8月〜09年3月の間に9億1230万円に上ることを明らかにした。 同社によると、元社員は経理部の管理職で、「個人的な遊興費などに使った」と説明している。着服が発覚しないように、同社の会計システムを操作して、取引先に同社の書籍を出荷したように装い、架空の売掛金を計上していたという。 出版業界では書籍の出荷と返品が頻繁で、売掛金を個別の取引ごとに管理するのは困難だといい、同社では長期間にわたり、架空の売掛金が混入していたことがわからなかったとしている。 同社は管理者責任として、見城徹社長を減俸30%(2か月)、久保田貴幸経営企画局長を減俸20%(同)の懲戒処分とした。元社員に対しては損害賠償を求めるとともに、刑事告訴も検討する。
■3校統合が浮上 下町の人情を描いた人気漫画「じゃりン子チエ」の舞台ともされる大阪市西成区の市立萩之茶屋小学校が統廃合問題に揺れている。同小は日雇い労働者の街「あいりん地区」に位置し、近年は地域住民らの高齢化で児童数が減少。市教委は近隣2校との統合を検討している。しかし、地元住民は、「小学校がなくなれば街の灯が消え、さらに環境悪化が進む」との声も根強い。「チエちゃんの母校」の存亡にはさらに、紆余(うよ)曲折がありそうだ。 市教委などによると、萩之茶屋小は大正6年創立で、昭和30年代には1000人を超す児童が在学していた。じゃりン子チエに描かれたのは昭和50年代以降の大阪市の下町。登場する学校の校名は「西萩小学校」だが、西成区の萩之茶屋小を想像させ、描写などから同小がモデルとみられる。漫画には主人公の小学生、チエの視線を通し、当時の日雇い労働者らの日常も描かれている。 ところが現状のあ
「ベイベー!」や「愛し合ってるかーい!」などの決めぜりふ、奇抜な衣装と演出で知られるロック歌手、忌野清志郎(いまわの・きよしろう、本名・栗原清志)さんが2日、死去したことが分かった。58歳だった。 東京生まれ。68年に中学校の同級生らと、忌野さんをリーダーとするバンド「RCサクセション」を結成、70年に「宝くじは買わない」でデビューした。72年には「ぼくの好きな先生」が、82年には坂本龍一さんと組んでリリースしたシングル「い・け・な・いルージュマジック」が大ヒットし、日本の「ロックの神様」としてコンサートのほか、CMや映画などで活躍した。 一方、「音楽は時代の刺激剤であるべきだ」との信念を持ち、政治的なメッセージを込めた歌も歌った。そのため、反原発を扱ったアルバム「COVERS」やパンクロック風にアレンジした「君が代」が入ったアルバム「冬の十字架」が一時、発売中止になったり、コンサート
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