長いこと、わたしは底辺生活者サポート施設が嫌いであった。 それをネタにしてブログを書き続けてきたものの、嫌いだったのだ。 わたしは底辺託児所と底辺生活者サポート施設を切り離して考えようとしてきたし、なんかこう、あそこにゆったりと流れている空気というか妙な連帯感というか、そういうものに侵されてしまうと、もはや人ではなくなると考えていた。 「何も持っていない人々を支え、何かを始めさせようとする、この施設はブリリアントだ」 「コミュニティ・スピリットが最高」 みたいな熱いことを言う奴を見る度に、働かねえから何もないんだろ。そりゃあみんな仕事しないでだらだらしてるんだから、気分的に平和で助け合いの精神も生まれるわな。みたいな醒めた目線で見ていた東洋人。それがわたしであった。 翻って、先日のマルコム・マクラーレンの葬式である。 棺の脇に書かれた文句は Too Fast to Live Too You