すべてのワークロードを1台で処理するために開発されたIBMの最新メインフレームは、UNIXサーバやx86サーバを従えた連合艦隊として、新たな局面に入ろうとしている。 「論理的にはクラウドであり、『Cloud in a box』だ」――日本IBMが7月23日に報道関係者に披露したSystem z、つまりメインフレームの最新機種「IBM zEnterprise」は、ハイブリッドなシステムアーキテクチャを採用した意欲的な製品となった。 System z10の後継となる同製品は、大きく分けると2つのハードウェア、2つのソフトウェアがポイントとなる。ハードウェアとしては、メインフレームの「IBM zEnterprise 196(z196)」と、「IBM zEnterprise BladeCenter Extension(zBX)」と呼ばれる拡張フレームで構成される。 z196は動作周波数5.2GHz
![クラウド時代の「連合艦隊」、日本IBMが最新メインフレームを披露](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/cef28447e6fd46bdbd0f598ea8121ab02ee7f93d/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimage.itmedia.co.jp%2Fenterprise%2Farticles%2F1007%2F23%2Ftnfig1.jpg)