建設業のリスク・アセスメントは製造業と比較すると難しいと考えられます。製造業とどのような点が異なるのかについて理解しておきましょう。 建設業は作業場や作業内容が一定ではなく、さらに責任体制が明確でないという部分が製造業とは大きく異なります。それぞれについて考慮しながらリスク・アセスメントを検討する必要があります。 建設業は作業場が一定ではない 製造業の場合には作業を同じ工場内で行いますので、変化があるもとしては、作業内容、設備、ライン、材料などで、リスク・アセスメントの実施するタイミングが明確です。 一方の建設業は作業場が毎回変わり、土木建築工事などはトンネルやダムなど年単位になる現場もあります。 数か月程度の工事で現場が同じ場所だとしても、河川敷や斜面などがあるケースや天候で状況が変わるケースもあります。 そのような作業環境の変化でリスクも変わってくるため、それらを想定しておかなければリ
![建設業:土木建築など建設業のリスク・アセスメントはなぜ困難?](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/3f053fa13f73e19e5483fb7778d1177d997e0ee5/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.risk-megane.com%2Fwp-content%2Fuploads%2F2021%2F05%2Fscreenshot.jpg)