病院は安全・安心が前提に経営をされることが必要ですが、院内感染など医療事故と隣り合わせで厳しい環境にある状況です。 日本で院内感染による死亡は推測年間約1 6,500件だと言われており、患者や家族に苦痛を与えるだけでなく病院の信頼を損なうことにもなるため十分に対策を講じておく必要があります。 必要になる院内感染対策とは? 院内感染は建築的な対応の中で防止することができないと感じるかもしれません。しかし建築的対策の手法には様々なものがあり、建築計画の初期からの十分に検討と調整、合意形成といった段階を踏むことが必要です。 院内感染の対策で最も考慮すべきことは感染経路の遮断です。免疫力が低下している患者が感染しないようにするためには、感染源からの隔離と感受性体の保護が大切です。 ・感染経路を遮断 接触、飛沫、空気といった感染経路を遮断するために、そして拡大を防いで封じ込めるためには、汚染エリアの
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