金融機関から融資を受ける場合、どのような形で金利が決まるかを理解しておくようにしましょう。 まず融資の目標金利は、調達金利、経費率、予想損失率、目標収益率を合わせたものとなりますが、それぞれの項目の内容を理解しておくようにしましょう。 調達金利は金融機関が資金調達する時の費用 銀行が企業に融資をする資金は、預金者や日本銀行、銀行間で資金を融通し合う市場などからの資金調達によるものです。このような資金調達の際に利息を支払うことになりますが、それら調達費用のことを指しています。 経費率は銀行の運営にかかる費用 銀行の土地・建物の賃借料、顧客に対する粗品、企業調査の費用、従業員の人件費など、銀行が業務を営むために必要な経費を銀行全体の融資量で割った割合です。 損失発生の見込み割合が予想損失率 銀行は融資先企業に対して信用格付を行います。格付ごとに企業の倒産確率を算出しますが、担保や信用保証協会保
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