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◇玉虫色の数字、実質ゼロ改定 官僚、巧み操作 「財務省との激しい交渉では、基本的な社会保障を守っていくため神経を使った」 14日、厚生労働省の講堂に都道府県の担当幹部らを集めた会合で、長妻昭厚労相は0・19%増と10年ぶりにプラスとなった診療報酬改定など、10年度予算の成果を誇った。 10年度予算の社会保障費はほぼ同省の意に沿う内容に落ち着いた。最近顔がふっくらし、口数も増えた長妻氏を周囲は「自信を深めている」と見る。ただ長妻氏が「政治主導の実績」と誇示する診療報酬のプラス改定を巡っては、官僚が数字を操作しプラスを「偽装演出」していたことが明らかになった。 「プラス改定は公約同然」。昨年12月末、診療報酬の交渉で長妻氏が「押し」の姿勢に終始し、藤井裕久財務相(当時)を辟易(へきえき)させていたころ。その少し前から、水面下で別の動きが進んでいた。 「玉虫色で工夫できませんかね。計算方法を変え
医療機関で2回目以降の外来受診の際にかかる「再診料」が、4月から病院、診療所とも690円に統一されることになった。新年度からの診療報酬改定を検討している中央社会保険医療協議会(中医協=厚生労働相の諮問機関)で10日、決着した。診療所は現在より20円下がり、病院は90円上がる。 再診料は診療所は710円と、病院の600円より110円高く設定され、開業医優遇との指摘があった。病院勤務医の疲弊が問題化したことで、格差の是正は診療報酬改定の焦点の一つ。前回の2008年度改定でも診療所分の引き下げが検討されたが、開業医が主体の日本医師会(日医)の抵抗などで断念した経緯がある。 10日午前の中医協の総会では、公益を代表する委員側が「財源制約の下で、診療所の再診料を一定程度下げることにより対応せざるを得ない」と指摘したうえで、「再診料は、診療所にとっては収入の1割を占める基本料的な性格を持つことなど
福岡県の後期高齢者医療制度を巡る汚職事件で、収賄容疑で逮捕された前副知事の中島孝之容疑者(67)が、県警の調べに対し、逮捕容疑の現金授受だけでなく、飲食やマージャン、旅行など町村会側から受けたとされる一連の接待について認める供述をしていることが、捜査関係者への取材でわかった。中島前副知事はこれまで、朝日新聞の取材などに接待の事実を否定していたが、一転して全面的に認めているという。 現金授受について中島前副知事の弁護人は「わいろの認識はなかった」としている。 捜査関係者によると、中島前副知事は調べに対し、県町村会長で全国町村会長も務める同県添田町長の山本文男容疑者(84)=贈賄容疑で逮捕=から副知事室で現金100万円を受け取ったことを認めた。加えて、町村会参事の天野敏哉被告(49)=詐欺罪で起訴=らから受けたとされていた一連の接待について認める供述をしているという。 天野被告や元町村会
◇「長妻氏主導」空回り ◇玉虫色の数字、実質ゼロ改定 官僚、巧み操作 「財務省との激しい交渉では、基本的な社会保障を守っていくため神経を使った」 14日、厚生労働省の講堂に都道府県の担当幹部らを集めた会合で、長妻昭厚労相は0・19%増と10年ぶりにプラスとなった診療報酬改定など、10年度予算の成果を誇った。 10年度予算の社会保障費はほぼ同省の意に沿う内容に落ち着いた。最近顔がふっくらし、口数も増えた長妻氏を周囲は「自信を深めている」と見る。ただ長妻氏が「政治主導の実績」と誇示する診療報酬のプラス改定を巡っては、官僚が数字を操作しプラスを「偽装演出」していたことが明らかになった。 「プラス改定は公約同然」。昨年12月末、診療報酬の交渉で長妻氏が「押し」の姿勢に終始し、藤井裕久財務相(当時)を辟易(へきえき)させていたころ。その少し前から、水面下で別の動きが進んでいた。 「玉虫色で工夫できま
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