この2つのレンズ、大きさ・重さはほとんど変わらない。とすれば、スペック上の大きな違いは、F値以外には価格ということか。1977年当時の1万円の違いは今よりも大きかったと思われる。そしてよくあることなのだが、F値の暗いレンズの方がシャープだとすれば、明るさの必要のない場合にはF3.5の方がコストパフォーマンスが高い、と。 「ニッコール千夜一夜物語」のニコンのレンズ設計者・佐藤治夫氏は、「安価なレンズにこそニッコール魂が宿る」といわれています。 今も昔も、廉価版レンズの商品化で問題になるのは、性能と価格のバランスです。日本には "安かろう、悪かろう" という言葉があります。巷の安価な商品の中には、コストを下げるために、あたかも品質も下げてしまったかに見える商品もあります。皆が期待を裏切られた時、こんな言葉を口にしたのです。しかし、ニコンのモノ作りは、この言葉とは全く逆の発想です。昔からニコンに
Last update 13/09/2002 【Ai Nikkor 135mm F3.5の外観】 Ai Nikkor 135mm F3.5は、Ai方式の非Sタイプの望遠レンズである。全長は9cm足らずで、この焦点距離にしてはコンパクトで旅行や登山に向いている。 鏡胴は当然アルミ合金製である。絞り値や距離目盛はきちんとエングレーブされて墨入れされている。 被写界深度標はカラフルで、望遠レンズの割には細かく入っていてF8、F16、F22、F32が刻まれている。 フードは組み込み式で、引き出して使う。ニコンの組み込み式フードはどれもやや短めだ。 それでも別に長いフードを持ち歩いたりするよりはマシと思っている。 古い135mmF3.5・105mmF2.5用のスプリング式フード(HS-4)も使えるが、このレンズの中古価値に比べて HS-4フードの値段が高いので手に入れていない。 ヘリコイドはやや重い
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く