WANの“ワイヤレス化”元年──。2008年はこんな年になりそうだ。3.5Gサービスを企業ネットワークで活用する環境が着々と整ってきているからだ。 現在,イー・モバイルの「EMモバイルブロードバンド」やNTTドコモの「定額データプランHIGH-SPEED」といったHSDPAサービスでは,1Mビット/秒以上の実効速度を利用できる可能性が高い。1Mビット/秒と言えばADSLに匹敵する速度だ。これだけの実効速度があれば,モバイル用途だけではなく,企業ネットワーク内の拠点間通信で使うアクセス回線として採用できる。 企業ネットワークで3.5Gサービスを使うとなれば,専用の機器やソリューションが必要だ。既に「ワイヤレス・ルーター」と呼ばれる製品が登場している。また,IIJなどのネットワーク・インテグレータはセキュリティ対策など3.5Gサービス用の各種企業向けソリューションを準備し始めている。 100台
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