NHKのW3Cでの活動は、NHK放送技術研究所(以下、技研)の標準化の専門家らが担当。W3Cの「Web and TVインタレストグループ」など、次世代テレビ標準化にかかわるグループに必要に応じて参加し、標準化を支援する。 NHKは技研が放送・通信連携サービス「ハイブリッドキャスト」の研究・開発を推進し、2年後の実用化を目指している。これは、メインのテレビにタブレット型の通信端末を連携させるデュアルスクリーン型のテレビ視聴環境である。 メインテレビでは高画質・高音質の番組を楽しんでもらう一方、連動したサブスクリーン端末に、データ放送や通信連携サービス、関連ウェブサイトへのアクセスなどを担わせるというもの。メインとサブの両スクリーンはHTML5などの共通言語で記述されたブラウザーを搭載し、Wi-Fiで接続されているというイメージだ。