健康志向の高まりで、「カロリーゼロ」「カロリーオフ」の表示をした食品をよく目にします。「甘いジュースや缶コーヒーがなぜカロリーゼロ?」と思われるかもしれませんが、その秘密は人工甘味料。 中には砂糖の数百倍の甘さのものもあり、カロリーがなくて甘みをつけられるということで、まさに“魔法の粉”。食品、飲料で幅広く使われています。 しかし、この人工甘味料には実は肥満や糖尿病などのさまざまなリスクがあるということも懸念されているのです。今日は人工甘味料のリスクを指摘した研究結果を紹介します。 ■最新の研究により判明!人工甘味料は肥満を招く? 2014年9月にイスラエルの研究チームが発表した内容は全世界に衝撃を与えました。それは、「飲料、加工食品等に使われているサッカリンなどの人工甘味料には、代謝に関わる腸内細菌のバランスを崩し、血糖値が下がりにくい状態にする作用があり、糖尿病や肥満といった生活習慣病