とっつきやすさが売りこども食堂が急増している。 報道によれば、全国で300か所以上が確認されている。しかも、うち285か所はこの2年間の開設だというから、ちょっとしたブームと言ってよいだろう。 こども食堂のメリットは、なんといってもその「とっつきやすさ」にある。 広がり続ける子どもの貧困に心を痛めている人は多い。 「親の責任だ」と非難していれば子どもたちの状況が改善する、というわけでもない。 少子化が進む中での貧困率増加は、日本の将来像にも影を落とす。 教育は大事だが、勉強を教えられる自信はない。 何かできないかと思うが、何をすればいいのかわからない。 ――そう思い悩む人たちに、こども食堂は格好のツールを提供した。「これならできるかも!」 ある地域でこども食堂の実践者らが挙げた「こども食堂のいいところ」(写真:筆者)ネーミングが9割同時に忘れてならないのが「こども食堂」というネーミング。