大阪府北部を震源とする地震で運行停止に陥った鉄道各社には当日、情報を求める乗客からホームページ(HP)に接続が集中、一部で閲覧不能になる状態が続き、混乱の一因となった。一方、首都圏の鉄道各社は、同じ問題が起きた東日本大震災以降、災害時でも障害が起こりにくいツイッターを併用。平時から運行情報を発信しており、近畿の鉄道会社は、備えに課題を残した。 「電車が動いているか調べようとしたが、全然つながらなかった」 18日朝、スマホで阪急のHPに接続しようとした大阪府豊中市の会社員男性(42)は振り返る。情報がなく、最寄り駅に到着後、運行見合わせを知り、途方に暮れたという。 今回の地震は通勤ラッシュ時間帯を直撃。運行再開まで長時間かかり、JRや私鉄の各駅は乗客らであふれ、バスやタクシーを待つ長蛇の列もできた。 鉄道各社は、普段から運行の遅れなどがあればHPで公表しているが、当日はネットで検索して接続す